図柄表:双頭の鷲
図柄裏:十字紋章
発行地:ロシア帝国クラスヌイ造幣局
発行年:1727年 エカテリーナ1世治世下
銘文表:КД
銘文裏:ПѦТЬ КОПѢЕКЪ 1727 ГОДА
額 面:5コペイカ
材 質:銅
直 径:31.0 mm
重 量:19.9 g
分 類:KM-179
備 考:稀少ミント
双頭の鷲の周囲に5つの点が打たれた印象的なデザイン。裏側の十字の中には、ПѦТЬ(5)КОПѢЕКЪ(コペイカ)1727 ГОДА(年)というロシア語銘文が記されている。正書法が導入される前の時代のため、現在では使用されていないロシア語アルファベットが見受けられるのが興味深い。
エカテリーナ1世はロマノフ王家の始祖ピョートル1世の妃で、ピョートル他界後に帝位継承争いを勝ち抜き、ロシアの女帝として君臨した人物である。エカテリーナは現在のリトアニアに位置したリヴォニア出身で、母国語はドイツ語だった。農家の家庭に生まれた彼女はリヴォニアがロシアに占領された際に捕まり、ピョートルに献上された。だが、ピョートルはエカテリーナを気に入り、妻のエヴドキヤ・ロプーヒナを修道院に幽閉してエカテリーナと秘密結婚した。当初、有力貴族らはピョートルの孫ピョートル・アレクセーエヴィチを擁立していたが(ピョートルの息子アレクセイはピョートルに陰謀を疑われて逮捕され既に獄死)、近衛兵がエカテリーナ側についたことで軍配はエカテリーナ側に上がった。エカテリーナの在位期間は1725〜1727年と僅かなものだったが、農家の娘が帝国の頂点に上り詰めたことはロシア史上でも類い稀な出来事として人々を驚かせた。
以下、6つのミントマークが存在する。
Without Mintmark: Kadashevsky Mint, Moscow (KM-164)
МД: Kadashevsky Mint, Moscow (KM-165)
НД: Naberezhny Mint, Moscow (KM-170)
КД: Krasny Mint, Moscow (KM-179)
ДМ: Kadashevsky Mint, Moscow (KM-189)
ММ: Kadashevsky Mint, Moscow (KM-190)
КДの刻印が見られる本貨は、クラスヌイ造幣局製である。このミントは稀少ミントとして知られる。
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